2025年11月 大分市佐賀関の大規模火災

このたびの災害により亡くなられた方、ならびに、ご遺族の方々にお悔やみを申し上げます。また、被災された皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。

大分県大分市佐賀関では、11月17日朝から19日未明まで強風注意報が発令されており、降水量も平年の4分の1程度と、延焼しやすい状況にありました。18日の夕方に発生した火災は大規模なものとなり、住宅を含む多数の建物が被災し、人的被害が生じています。20日午後には大分市災害対策本部より鎮圧状態の発表があったものの、完全な鎮火には至っていません。

 最新情報 
 11月26日 11月25日観測の中分解能光学衛星「SPOT」情報を掲載
       11月20日観測の高分解能光学衛星「Pléiades Neo」情報を掲載
      (過去の掲載履歴は、ページ下部に記載しています)

中分解能衛星「SPOT」観測結果

パスコは概況把握を目的に、中分解能星SPOTによる観測を実施しました。(※1)

右図は2025年11月25日の撮影、左図は2024年5月に撮影された画像です。
両図共に左中央側に佐賀関、右下側に飛び火による延焼と推定される蔦島を含む範囲です。
2時期比較として町の建物被害などが確認できます。

[2024年5月の画像]
毎年、SPOT衛星で全国の撮影結果を製品化しているPSI(パスコ・サテライト・イメージ)を使用しています

地球観測衛星では人が視認できない波長帯域のセンサーで被覆の観測ができます。
SPOT衛星ではRGBに加えて近赤外(NIR)の波長帯でも観測が可能で、植生のある箇所が赤く見える波長帯の画像を用いた表示もさせています(フォールスカラー:近赤外/赤/緑)。

  観測日時:2025年11月25日 10時36分
  解像度:1.5m
  撮影角度:9.30度
  プロダクト:パンシャープン

全体

大分市佐賀関付近
(可視光)
 
(近赤外)


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地球観測衛星

高分解能光学衛星「Pléiades Neo」観測結果

パスコは概況把握を目的に、高分解能光学衛星Pléiades Neoによる観測を実施しました。(※2)

地球観測衛星では人が視認できない波長帯域のセンサーで被覆の観測ができます。
Pléiades Neo衛星ではRGBに加えて近赤外(NIR)の波長帯でも観測が可能で、植生のある箇所が赤く見える波長帯の画像を用いた表示もさせています(フォールスカラー:近赤外/赤/緑)。

  観測日時:2025年11月20日 11時22分
  解像度:0.3m
  撮影角度:39.14度
  プロダクト:パンシャープン

全体
大分市佐賀関付近
(可視光)

 
(近赤外)

大分市佐賀関・蔦島付近
(可視光)

 
(近赤外)

情報掲載履歴

第1回掲載:2025年11月26日(水)18:10 SPOT衛星、Pléiades Neo衛星の観測成果を掲載

被災された皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。
弊社では災害状況の的確な把握と被災地の復旧に、空間情報の処理および解析技術と防災コンサルティング技術がお役に立てるよう、より一層努力してまいります。

※ ここに掲載している写真その他の無断転用・複写を禁じます。
※1 SPOT:© Airbus DS 2025
※2 Pléiades Neo:© Airbus DS 2025

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